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メンタル疾患対策と治療法の紹介



当院の特徴

1)ご本人の病状を一緒に理解しその治療について話し合います。

2)三焦鍼法と漢方処方により不安、不眠、適応障害、うつ傾向改善とそれらの薬剤からの離脱を図る。
(リーゼ、デパス、ソラナックス、ワイパックス、セルシンなど)

3)三焦鍼法と漢方にて依存性抗うつ剤(向精神薬)からの離脱を図る。
SSRI;パキシル、レクサプロ/SNRI;サイバルタ、トレドミン/NaSSA;リフレックス、レメロン

メンタル疾患

メンタル疾患対策と治療法の紹介メンタル疾患の治療は、「当たるも当たらぬも闇夜に鉄砲」

メンタル疾患の治療は、「当たるも当たらぬも闇夜に鉄砲」
なぜなら、
1)神経症、うつ病、統合失調症の本当の原因は分かっていないのです。
2)神経伝達物質(セロトニン、ノルアドレナリン、ドパミンなど)の多寡で説明されます。しかし、その先の高次機能を解析する手段が無く解明できないのです。
3)理性~感情~行動の分析は、「原生林の真只中」にあり進路が見当たらないのです。
4)睡眠薬、向精神薬、抗精神病薬はその「未熟な仮説」で創られていると云っても過言ではありません。
  覚醒剤と同じ依存性などの副作用に、実は「精神科の専門医」「大いに困惑」しているのです。

漢方(生薬)についてはこちら

メンタル疾患対策と治療法の紹介メンタル疾患対策と治療法の紹介

具合の悪い男性

疲労倦怠とやる気喪失の40歳代男性

治療:漢方製剤(2種類) + 三焦鍼法

若手経営者である男性だったが、日頃の無理がたたり、疲労と倦怠感(目、首筋の疲れ)、不眠症とイライラ、集中力が欠如し、仕事もスランプ状態となってしまった。

他の病院での健康診断の結果では全く異常がないため、まったく治療をしてもらえず、いわゆる典型的な未病状態で、当医院へ診察に来た。

当院にてカウンセリングの結果、漢方製剤2種類と週1回の鍼治療(三焦鍼法;Sanjiao Acupuncture)を開始した。

1ヶ月後にはやる気が徐々に出て、睡眠も良好になり、そのため疲労も改善されたが、冷えの症状は残った。

2ヶ月後には体調が良好になり、2種類使用していた漢方製剤を1種類に減量した。

その後メンタル的に安定状態が継続。鍼治療は計8回で冷えも改善されほぼ治癒したため、30日分の漢方製剤を処方して治療を完了した。

        
具合の悪い男性

パニック障害 + うつ傾向の30歳代男性

治療:健康保険の漢方製剤 + 三焦鍼法(後述)

幼少時より受験戦争のプレッシャーの中で過ごすも、思うように実力が伸びず、親に反抗し、高校卒業後渡米した。帰国後就職するも、周囲の人とうまく交流出来ず、うつ傾向が出現した。

7月パニック障害と診断され、向精神薬パキシルなどを服用した。しかし、極度の倦怠感と不安感が増大し、電車に乗ることができず、陸橋では足がすくみ嘔吐するようになり、向精神薬の服用をやめた。

11月から当院にてカウンセリングの結果、漢方製剤と週1回の鍼治療(三焦鍼法;Sanjiao Acupuncture)を開始した。刺鍼2回目で気持ちが楽に感じるようになり、5回目の施術で高所恐怖症が和らぎ、吐き気も起きなくなった。12回目で精神状態も安定し、十分落ち着いて生活できるようになった。

合計15回の刺鍼を行い、倦怠感その他のメンタル症状も戻らなくなったので治療を完了した。現在仕事に専念し、通常の生活を送っている。

対人恐怖

パニック障害・適応障害で抗うつ剤投与から離脱できた40歳代女性

治療:三焦鍼法 + 生薬

家庭的に複雑なことがあり20代で家に引き篭もるようになった。結婚後も特定のヒトに対し恐怖感を覚え、電車に乗ったり、スーパーの人ごみでは必ず息苦しくなり、動悸と吐き気が起きた。さらに肩こり、冷え症、火照りと発汗発作で何もする気にならなかった。

心療内科で抗うつ剤をほぼ7年間投与されたが、本人自身が心配して中断し当外来を訪れた。

軽度のうつ傾向(PHQ-9=9/30)を認めた。来院のたびに十分なカウンセリングと三焦鍼法:生薬治療を始めた。刺鍼2回目で電車に乗る恐怖心が薄らぎ、5回目で他人への不安感が和らぎ動悸もほとんど無くなった。3ヶ月で買い物も一人で行けるようになり、ほとんど全ての不調が改善された(PHQ-9=3/30)。

生薬と刺鍼を徐々に減らして治療を完了した。

テニスをする男性

明るいスポーツマンで新型うつを思わせる40歳代男性

治療:三焦鍼法 + 漢方製剤

比較的短期間に、本来の性格と異なり会社の仕事に集中できなくなり、急速にビジネス能率が低下するようになった。後頭部から首にかけてコリがひどく疲労感が増大し、不眠症に陥った。それでも週末は友人・知人とテニスを楽しむことが出来た。出勤の月曜日になると、目の疲れと頭部・首周りの硬直がおこり、仕事のやる気を喪失した。

外来受診時、PHQ-9=7/30で軽いうつ傾向であった。十分なカウンセリングに加え、週1回の三焦鍼法と同時に漢方製剤を処方した。2度目の刺鍼で、入眠がスムースで疲れが軽くなるのを感じた。5度目の刺鍼で、仕事への集中力を取り戻し意欲が戻ってくるのを実感した。異常な倦怠感も徐々に消失し、明るい笑顔が見て取れるようになった。

合計9回の鍼治療ですっかり良くなり、漢方製剤も同時に終了した。その後再発はない。

セクハラ

セクハラによるPTSD(Post Traumatic Stress Disorder)の30歳代女性

治療:生薬 + 三焦鍼法 + 冬虫夏草

懇親会で酔った上司からセクシャルハラスメントを受けた。ショックで体が動かず動悸、不安、悪夢により不眠症となった。耳鳴りも激しくなり、電車に乗ると吐き気や嘔吐が出て途中下車を余儀なくされた。

当院外来では重いうつ状態(PHQ9=26/30)を示した。当初鍼治療を怖がり拒否したので、煎じ薬を処方した。数本のお試し刺鍼で三焦鍼法の意義を説明したところ恐怖が解けたので、週1回の本格的三焦鍼法を開始した。5回目の施術で気持ちがかなり楽になり、13回施術で電車での違和感がほぼ消失した。開始半年の21回目で悪夢も消失する傾向を示した。刺鍼を中断し3ヶ月が過ぎると、セクハラの悪夢、耳鳴り、不安感、電車での吐き気などが再発した。そこで冬虫夏草の服用を追加し、三焦鍼法を毎週1回確実に実施した。最初の刺鍼から25回目で、うつ傾向はほとんど見られなくなった。時々頭痛は再発したが刺鍼により比較的容易に緩和でき、三焦鍼法計35回目で不安感が失せ、諸症状もほぼ消失した。

仕事へ復帰しようとの意欲が明らかになったので関係者と話し合い、就業復帰が実現した。PTSDの予後は人によりさまざまで、再発する傾向があるので長期の観察が不可欠である。本人も三焦鍼法と漢方薬で症状を調整できることを理解し、安心納得して社会復帰を果たした。

頭痛

うつと全身不調の50歳代女性(夫と死別で不安、倦怠、冷え、火照り、頭痛、腰痛、不眠)

治療:生薬 + 三焦鍼法

血液検査で著変ないが、夫との死別後2年しても毎日3~4回の火照りと頭痛発作、肩こり、首の硬直、冷え症などで睡眠剤なしでは眠れず、重いうつ状態が続いた(PHQ-9=23/30)。

煎じ薬と週1回のカウンセリング、三焦鍼法を中心に複数のツボの刺鍼を開始した。1ヶ月後に苦い生薬がおいしくなった。夫への思いと、娘と母親と飼い犬の悩みも離れなかった。2ヶ月後、頭痛発作は1~2回/日になり、3ヶ月で頭痛は軽くなり胸の圧迫感も安らいできた。5ヶ月後には気分が晴れる日も出てきた。その後、ストレスが重なったり風邪気味の日には頭痛などの症状が発生したが、体調を冷静に判断する理性と体力とが出てきた。10ヶ月後に生薬から漢方製剤に転換し、睡眠剤に頼ることも少なくなった。

カウンセリング、漢方、鍼灸治療の組み合わせにより、心身をうまく自己調整できる日常生活に戻っている。

保育所

家族内環境の急激な変化でうつを発症したが、抗うつ剤から離脱できた30歳代女性

治療:三焦鍼法 + 生薬

過去3ヶ月ほどの間に、夫が転勤し娘が保育園に行き出して、家庭内環境が急速に変化した。なぜか本人の気力が失せ不安、不眠、悪夢、動悸、冷えがでてシビレがひどくなり、心療内科を受診した。

驚くほど多くの眠剤、抗うつ剤を処方された(グッドミン,ソラナックスbzd、ジェイゾロフトssri、サインバルタsnri、リフレックスnassa)。薬漬けが怖くなり抗うつ剤を止めるため外来に見えた(PHQ-9=21/30でかなりのうつ状態)。

ソラナックスとグッドミンはそのまま維持して、三焦鍼法を週2回の割合で開始した。初回から三焦鍼法のツボへの響きが高度であった。刺鍼3週目から生薬を併用したところ朝方の目覚めが良くなり、8回の刺鍼で気分の良さが数日間持続するようになった。10回目で家族ドライブのそう快感を味わうことが出来た。生薬の味もおいしく感ずるようになった。20回の刺鍼を越えると、気持ちの安定感が増して笑顔が増えてきた。ある歌手の声を聴き感動して思いっきり泣いた。しかしその後、ごく普通の感情が戻ったことに気づいた。3ヶ月を過ぎてメンタルの安定度が増しソラナックスとゴッドミンは当初の1/4になった。鍼の頻度と漢方生薬量を減らしても日常生活は安定化した。抗うつ剤の完全離脱に成功した。

うつ気分は日により多少の波があるが、三焦鍼法と生薬に調整効果が期待できるので不安は少ない。

冬虫夏草

疲労、精力減退、ED、思考能力の低下に悩む30歳代男性

治療:三焦鍼法 + 生薬 + 冬虫夏草

若くして起業したIT企業の取締役が、この数か月来、疲労困憊し肩こりむくみが取れず、明らかな思考能力の低下と喘息発作に悩み来院した。

先端企業の推進には想像以上の肉体的精神的消耗が激しいらしく、EDの出現を含め本人には大変気になった。

喘息発作には吸入薬を併用しつつ、三焦鍼法を週1回の割合で開始した。三焦鍼法の全てのツボ刺鍼に対し、大きな響きを感じたらしく正にツボを得た治療となった。生薬と冬虫夏草の服用を同時に継続したところ、刺鍼数回目で気分が良くなり体の軽快さを感じるようになった。

約3ヶ月合計9回の刺鍼の結果、本来の健康な体力と気力を取り戻した。

<用語解説>
  • 漢方製剤:健康保険が適用される袋入り顆粒状製剤
  • 三焦鍼法:Sanjiao Acupuncture抗加齢・抗認知症・メンタル疾患用鍼灸治療(http://gochojunet.com参照)
  • 生薬:当院にてオーダーメード処方・調合する煎じ薬
  • PHQ-9:Patient Health Questionnaire-9 うつ病評価の質問表
  • 冬虫夏草:Cordyceps militaris蚕由来の冬虫夏草で新宿漢方クリニックの健康食品「川並冬虫夏草」(商標登録済)のこと(http://tcm-kampo.com
  • MMSE;Mini-mental state examination認知能の簡易評価テスト
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