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難病とは原因が分からず治療法も確立されていない病気です



1) 難病は西洋医学で治療は難しい。

2) 東洋医学の鍼灸と漢方(とくに煎じ薬)に活路を見出せます。

アトピー
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難病の症例紹介漢方・鍼灸治療で難病が治療された症例紹介

肩凝り

後縦靭帯骨化症は手術でなく漢方治療で 40歳代 男性

治療:生薬

主訴:2016年ぎっくり腰、左手足のしびれ、背中と肩凝り、不眠と精神的ストレス高度。
整形外科で後縦靭帯骨化症(頚椎領域の石灰化と狭窄)の診断で鎮痛剤投与も効果なし。高血圧150/110。


初診:2017年10月:舌診と中医弁証にて気滞於血(気エネルギーと血流うっ滞)、
痰湿(目に見えない異常代謝産物の貯留)を確認。

治療:朝晩の血圧測定と減量作戦を励行開始。同時に軽い降圧剤を投与。


生薬:活血通経止痛(血流を改善し疼痛防止)と、
理気化痰(気エネルギーをもたらし代謝物の消退をもたらす)生薬を処方。
紅参、黄耆、延胡索、伸筋草、桃仁、当帰、芍薬、釣藤など計26種類、82g/日

経過:初診時から15日分ずつ処方し症状を見ながら処方を微調整した。
毎日の血圧変動と、体重について話し合いを続けた。

  1. 1ヶ月後

    背中の痛みが軽くなり夜も眠れるようになり血圧も下がる傾向を示した。

  2. 2ヶ月後

    手足のしびれ、背中の痛みが消失し、何となく心身共に健やかになった。

  3. 3ヶ月後

    手足のしびれ、背中の痛みがほぼ完全に消失、体重は2kg減量し体質改善が進む。 漢方煎じ薬を半量に減らし、4カ月目から保険適用漢方エキス剤に転換した。 睡眠、食欲も良好でストレスも無くなり血圧安定を見極め降圧剤についても減量中。

院長コメント:後縦靭帯骨化症は難病で症状は進行性。保存療法や手術療法が推奨されている。手術による局所と周囲の軟部組織損傷も大きく術後経過の評判は余り芳しくない。 疼痛、シビレ、知覚鈍麻、筋力低下などの症状は漢方生薬が有効であった。石灰沈着を顕著に溶かし去るわけではないが、疼痛の原因となる炎症反応を緩和し局所と全身の血液循環を改善することでこの患者さんは、緩和治療が速やかに進んだ。この方の高血圧は、肥満と疼痛ストレスが原因で、生活習慣の改善と軽い降圧剤が奏功した。

美味しくない

放射線照射後の味覚障害後遺症を漢方と鍼灸で治療した 70歳代 女性

治療:生薬 + 鍼灸

中咽頭癌で放射線照射+化学療法を行い腫瘍は完全に消失した。しかし治療後、味覚障害と口渇がひどくなり治らず、大学病院の医師には治療出来ないと告知された。

当院での初診時は、舌診で色が赤く苔が無い、舌表面が割れている状態だった。味覚障害については、苦みと酸味に敏感で果物は全く食べられない状態だった。 更に、口乾燥、口内炎で口中べとべと。冷え性で元気もなかった。

診断は気陰両虚(元気が無く、口渇や口唇の乾燥)、治療は補気補陰で、生薬が24種 86g/日を処方。

それと、三焦鍼法と喉頭、舌下の唾液腺領域の刺鍼1回/週を継続した。

  1. 1ヶ月後

    口中ベトベト感が減少し、緑茶が飲めるようになったが、蜂蜜、コーヒーの味が分からず。紅茶は苦くて飲めなかった。

  2. 2ヶ月後

    体力が回復してきて、漢方薬が甘くおいしくなった。

  3. 3ヶ月後

    口中ベトベト感がなくなり、蜂蜜の香りと甘みが分かるようになり、野菜アスパラの味を初めて感じるようになった。しかし、苺、ミカン、リンゴなどは酸味がきつくてまだ食べられなかった。サツマイモ、ジャガイモなども、まだのどにつかえるようだった。

  4. 半年後

    蜂蜜の甘味、苺の甘味が判別できるようになった。

  5. 8ヶ月後

    スイカ、メロンの甘味がよくわかった。桃は最初甘味が分かるが食べた後で渋くて苦く唾液が出なかった。唾液が増え口渇やピリピリ感が消失した。 その後徐々にスイカ、メロン、バナナ、トマト、柿や梨が食べられ、体調が良く髪の毛がしっかりし視力0.6から1.1まで改善した。

大学病院で味覚障害の治療はありませんと宣告されたが、当院にて鍼治療・生薬と川並冬虫夏草を加えることですっかり味覚を取り戻し体調も良好である。生薬に加える冬虫夏草は、生薬の効果を増幅する印象があった。

美味しくない

骨髄異形成性症候群の漢方治療した 60歳代 女性

治療:生薬

40代で白血球と血小板の減少傾向だと医者から知らされていたが、そのまま放置していた。
50代で血小板が顕著に減少してしまい、その後、赤血球も白血球も減少した。
60代になり、大学病院で、精密検査を行ったところ、骨髄異形成症候群(難病)で治療法が無いと宣告された。

当院での初診時は、顔色は青白く、疲れやすく、風も引きやすく、しかも不眠と便秘が続いていた。 舌診では、赤色が薄く蒼白(貧血状)、苔が少なく舌表面が乾燥し、手足の冷えも酷かった。

診断は気血両虚(気エネルギーと血流循環の不良)、腎虚(生命力の低下)を示した。

治療は補気、補血を中心とした漢方に更に生薬を配合したものと補腎の冬虫夏草を組み合わせた。

  1. 1ヶ月後

    体調はやや安定化し、血小板4→5.6、白血球2300→3000、赤血球279→284。と数値的にも少し改善を見せた。

  2. 4ヶ月後

    体調に応じ阿膠を加え生薬の微調整を繰り返した。

  3. 半年後

    乳酸菌PFと牛黄カプセル(1日2粒)を加え食欲増進し疲れにくくなってきた。便通良好、顔色舌の色も赤味が出た。本人も薬膳と食生活改善の努力を開始した。

  4. 3年後

    血小板、白血球、赤血球は上昇傾向を示したが一進一退の繰り返した。

  5. 4年後

    白血球4700(正常)、赤血球278、血小板4.8で健康状態は良好。疲れも感じなく風邪も引かず食欲・便通は正常化を維持。真冬にも拘わらず手足は温かく、元気で旅行や集会などによく出かける。冬虫夏草、牛黄、乳酸菌PF、漢方煎じ薬をしっかり飲み続け、他の病院の薬は一切服用せず。体の不調は全く感じられないと本人も話しています。

当疾患は白血病の予備軍で先端医学的にも治療は手探り状態の典型的な難病です。当クリニックでは、生薬調剤を工夫しさらに川並冬虫夏草で先天・後天の気エネルギーを増幅し、乳酸菌PFで免疫力を付加し疲労感を軽減するため牛黄を応用した。 正常値をはるかに下回っていた血小板ではあるが、出血が完全に防止されている。その理由は、血小板数以外の凝固各種因子に漢方治療が良い影響を与え、全体として凝固能を維持しているとみなせる。また冬虫夏草のコルジセピンが白血病のがん先駆細胞の発生を予防する機能を発揮していると思われる。

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