医師自身による中医学 Herbal Medicine(漢方)とAcupuncture(鍼灸)

(一社)老人病研究会 東京支部

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お知らせお知らせ

2018年9月18日
第11回 東西融合医療セミナー WE-MEZ〔West-East Medical Seminar〕
開催報告 未病大全 がん


2018年9月9日(日)午前10時
日本公衆衛生協会ビル1階会議室
(一社)老人病研究会・東京支部
          川並 汪一


がん未病の意義
がんはその芽の発生からがん腫の発症まで平均20年の未病期間があるといわれてきた。
1) 神のみぞ知る未病期間:古来、腫瘍の存在は視診か触診で判定する時代でした。 それまでの期間は、がんを心配することなど全くない真の未病期間と云えます。
2) 予防・治療の未病期間:内視鏡その他の新鋭診断機器で発がん性微生物(ウイルス、細菌)(後の別表参照)を発見できれば、感染を予防するか微生物を除外する早期治療が可能となりました。そのためがんの未病の意義が大きく転換しました。
3) 恐怖・不安の未病期間:がんの発症はヒト遺伝子ゲノムの変異が重積した結果です。ヒトの遺伝子BRCAの変異は高確率で乳がん、卵巣がんを誘発する。その発症までの時間は患者にとりとなった。その恐怖を嫌い健康な臓器を摘除した女優アンジェリーナ・ジョリーはその代表と云える。ヒトの遺伝子ゲノムから発生したがん細胞自身の遺伝子に関しては、特徴的変異パターンがあり、がん患者の変異パターンと組み合わせ予後や治療の妥当性を判定できる。
4) 遺伝子診断の非特異的未病期間:しかしゲノム変異の多様性と不確実性のため相応する治療法の開発は常に研究途上で遅れている。最先端ゲノム医療は挑戦的で将来性が大きいが、将来のがん発生や悪性変化を知らない方がよかった、と知らないでいる権利が主張されるかもしれない。
厳密には、ゲノムの多様性と多彩な変異により、が加わったと云える。

先端医療治療の短所とホームドクター
がん攻撃型の先端医療は、マニュアルにそった治療プロセスを終了すると効果の程度や副作用にかかわらず、患者を平然と見放すことが少なくない。そのような折に、家庭医の得意な漢方と鍼灸は、患者さんにとり心休まる治療となります。鍼灸・漢方そして食餌療法こそが中心的役割を果たすことになります




黒川理事担当
医師から見たがんに対する漢方・鍼灸:
黒川先生が臨床で体験されたがん患者の1例をとりあげ、鍼施術と漢方処方その他さまざまな工夫を施して学び得た複合医療の長所や意外性について率直に語って頂きました。

黒川先生のコメント:
― がん治療における漢方薬と鍼灸の役割 ―
元防衛医科大学校 外科 I 病院講師
現同大学校病院 外科系漢方外来担当
品川荏原ライフケアクリニック 院長
医学博士 黒川胤臣

未だに一部では 「古典的医療の漢方薬や鍼灸は、はたしてがん治療に役立つか?」と、 疑問を持たれているのが現状です。
理由は、直接的抗がん作用が認められていないことなどのためです。
それはともかく、医学的標準治療に伴う副作用やQOL 対策・緩和ケア対策などの周辺症状の対策には、漢方・鍼灸がきわめて便利です。私自身、約40年近く利用して実感しているので、今回は最近の 1 症例を提示したいと思います。

症例:70 歳男性 健診での内視鏡検査で上行結腸がんとポリープを同時に発見。
   入院後、腹腔鏡下の手術(回盲部切除術)を実施した。 病理診断:早期進行がん、転移(-)。
治療:入院直前迄、抗がん剤・免疫賦活剤・漢方薬・経穴経絡療法・
   ビタミン剤・プラズマ療法・サプリメントなどを実施しておいた。
退院後:免疫賦活剤・漢方薬・経穴経絡療法・ビタミン剤・プラズマ療法・
   サプリメント・便移植療法などを継続実施した。
現状:年 1 回検査施行、術後 3 年になるが、軽度貧血以外異常なし。

半田Gold-QPD医師鍼灸師のコメント:
半田先生は、最先端がん治療である免疫樹状細胞に関するPD-1関連の分子標的治療(オプジーボ)の抗がん作用メカニズムについて紹介した。この免疫療法の開発者である本庶佑教授は、ノーベル医学生理学賞候補のお一人です。

橋口Gold-QPD鍼灸師のコメント:
足三里へ鍼施術をすることで免疫リンパ細胞が増加するという新事実の報告について付言した。がんの未病期に、鍼灸がその発症予防のため役立つ可能性があること、さらにがん患者への適切な刺鍼が免疫機能亢進に一定の役割を果たす可能性について指摘したきわめて重要な情報でした。
橋口Gold-QPD鍼灸師は、足三里刺激が免疫細胞の産生を促すという事実を報告した。 



中医師 鍾良辰先生の講演
漢方・鍼灸によるがんの発症理論と治療:
鐘良辰中医師によると、「がんは気血のうっ滞により発生」する。がん治療は腫瘍を消滅させるより、患者の身体症状(気滞、於血)を治療することに傾注するとの話です。終末期患者のQOLを出来るだけ保持してあげることが私どもの務めであると考えます。
(PDF参照2)



食と鍼灸エキスパートKoki-Kの講演
がんと免疫と食べもの:
Koki-Kによるアメリカでのacupuncturist体験(10年間)によると、食と病気は想像以上に密接な関係を示唆している。未病のときこそ、がん細胞の好む食材を出来るだけ避けること、免疫と体調を保持するための適切な食品を選択することが重要である。

Koki-Kの要約:
ヒトの身体にはがん細胞の芽が5000個/日ほど発生します。免疫細胞が正常であればがんの芽は消えがんは出来ません。自己免疫疾患をはじめ免疫系の異常や弱体化が最近の課題です。免疫機能を正常に保つには、毎日の食べものに注目すべきです。良くないものを避けることは病気予防と病状改善につながります。その方法の糸口を簡単にご紹介します。



がんとかかわる慢性炎症と感染因子
慢性炎症にかかわりのあるがん
疾 病 名 発生した腫瘍 要 因
慢性潰瘍性大腸炎 クローン病 大腸がん 慢性炎症
慢性気管支炎 肺がん シリカ,アスベスト
膀胱炎 膀胱がん 尿カテーテルの長期間留置
歯肉炎,虫歯 口腔がん,舌がん 慢性炎症刺激
慢性骨髄炎 皮膚がん 骨髄から皮膚につながる排膿
逆流性食道炎 食道がん 胃液
皮膚炎 メラノーマ 紫外線


がんに関与する感染因子
炎 症 発生した腫瘍 感染因子
肝吸虫感染,胆管炎 胆管がん,大腸がん 肝吸虫,胆汁
慢性胆嚢炎 胆嚢がん 細菌,胆石
胃炎 胃がん ピロリ菌
AIDS 非ホジキンリンパ腫
カポシ肉腫
HIV
慢性子宮頚部炎 子宮頚部がん ヒトパピローマウイルス
慢性肝炎 肝がん 肝炎ウイルス(B 型,C 型)

(Coussen, Werb 2002 の表を改変)

2018年7月2日
第10回東西融合医療セミナー6月17日(日)
WE-MEZ(west-east medicine seminar)の報告


未病大全:メンタル疾患について
未病のグループで最大の地位を占めるのはメンタル疾患。
人類発祥以来の宗教的秘儀(幻覚や催眠効果)で病的メンタル状況が出現。
うつ病、統合失調症は肉体的異常を伴わず、これらも典型的未病と云える。
異常なメンタル活動を脳神経細胞とその伝達物質の異常だけに帰すことは出来ない。
注目すべきは、陰陽五行でいう五臓六腑と精神との関係とくに 肝、心、腎、肺、脾の精気の動きで理路整然とした説明が納得できるから面白い。

注目点 
1) 半合成幻覚剤LSDの発見「Lysergsäurediethylamid」は脳機能研究の出発点。
2) メンタル疾患に対する中医学漢方治療は西洋医学の欠陥を補完する。
3) 医師から見たメンタル疾患の中医学漢方・鍼灸についての辛口のコメント。
川並講演省略版.pdf 黒川講演省略版.pdf 鐘講演省略版 .pdf
2018年5月22日
第10回東西融合医療セミナー(参加申し込みの受付)

日程:平成30年6月17日(日)(当クリニック受付にご連絡ください)
場所:新宿区新宿1丁目29-8 公衛ビル(当クリニックビル/1F会議室)

話題:未病大全(メンタル疾患について)
〔目的と対象受講者〕
当セミナーは、一般の方さらにその他の医療スペシャリストを対象に立案しております。漢方と鍼灸にぐっと親しんで頂けると思います。さらに、病気への取り組み方が広がるため、高齢社会での貢献度が格段に向上します。


〔今年度の課題「未病大全」は全4回〕
面白さと難しさを理解して頂くため中医学予習(事前授業)をお願い中(Emailで送信)。
今年度のサブタイトル:
第9回3月18日(日) 未病の定義・診断・予防・治療(報告済み)
第10回6月17日(日) 未病とメンタル疾患 (懇親会予定)
第11回9月9日(日) 未病とがん、認知症について
第12回12月16日(日)未病と難病について (懇親会予定)


予習:中医学をもう少し理解するために予習のお勧めです
予習1:
精神障害の診断には生物学的指標(検査)は存在しない。
つまり未病状態を示唆する。未病の間隙を縫って製薬会社は、製品として出来た薬物を販売するために新病名を提示しそれに精神科専門医が追従しているともみなせる。メンタル疾患には決定的な治療法も無いのです。
東西の関係資料2点を提示します。興味のある方は目次だけでもご覧ください。
精神科は、専門医もその病態研究に苦労しているのが明らかです。

ここで提案 ⇒ メンタルな動きを五臓六腑で解釈する中医学的理論が役立ちます。
中医学的に、三焦鍼法と三焦漢方(新漢煎2号)の組み合わせが好結果を生みます。

2018年4月3日
2018年3月18日 東西融合医療セミナーを盛大に実施
第9回セミナーの報告

参加者:30名

鍼灸師(Gold-QPDを含む)、薬剤師、学生、一般市民の諸氏に加え、福生吉裕先生(未病システム学会会長)、㈱シルクバイオ研究所社長、C2B International社長、㈱カンナート専務取締役ほかの参加で会議室は満席となりました。質疑応答も活発でした。


演者:黒川胤臣、鐘良辰、川並汪一

注目点:
  1. 福生先生によると、「未病」はグループにより多少とも異なる定義を採用している。
  2. 新宿漢方クリニックの定義

    「気血陰陽の虚証状態」であるため標(症状)を分析(弁証)することで治療法(論治)を見出すことが必ず出来る。これが当医院での特徴であることを説明。

  3. 今回の東西融合医療セミナーでの結論

    「未病は一つの病態であり、その出現を予防することで健康維持ができる。」

  4. 次回以降(6月,9月,12月)次の各論について討議します。

    6月予定「実際の未病症例とくにメンタル疾患の検討」
    9月予定「がんと認知症と未病について」
    12月予定「難病の東西医療の考え方の違い」



今回の参加希望者には、予習用未病概説と中医学の学び方についてメール発信しました。6月のセミナーも同様の事前配信により予習(mooc方式)することを期待します。 参加を希望する方は、お早めにkawanami@nms.ac.jp(川並院長)にご連絡ください。

PDF1 東西融合医療セミナーの開催報告.pdf
2018年2月26日
2018年3月18日 東西融合医療セミナーを開講します。どなたでも参加できます。
お問い合わせやお申し込みは当クリニックにて承ります。

3月18日の東西融合医療セミナーの課題
「[ 未病:その真の定義 ] 西洋医学と東洋医学の定義は大きく異なる」

・西洋医学の定義は「病気と健康の狭間」、診断が決まらず治療が出来ない。
・中医学では、「気血陰陽のバランス失調(虚証)」とみなせる。
・問診、舌診、視診、脈診を介し弁証論治により養生・治療法が決まる。
・実際の症例と実際の対策を紹介。
・中医学漢方の用語に関しては予習しておくことが望ましい。


日時:3月18日(日)10:00~12:00
会場:日本公衆衛生協会ビル(公衛ビル)3階 新宿漢方クリニック


上記神経疾患と鍼灸漢方治療について触れる内容です。
ご興味のある方はぜひご参加ください。


セミナー参加ご希望の方は「平成30年度 東西融合セミナー申し込み用紙.pdf」をプリントアウトの後、必要事項を明記の上、FAX願います。


融合医療同士会に入会される方は、「融合医療同士会(個人)入会申込書.pdf」をプリントアウトの後、必要事項を明記の上、FAX願います。


平成30年度 東西融合セミナー申し込み用紙.pdf 平成30年度 東西融合医療セミナー年間予定.pdf 融合医療同志会(個人)入会申込書.pdf
2017年9月7日
2017年9月24日 東西融合医療セミナーを開講します。どなたでも参加できます。
お問い合わせやお申し込みは当クリニックにて承ります。

9月24日の東西融合医療セミナーの課題
「頚肩腕症候群の対処法 注目点について」

・WHO推奨の鍼が第一の選択肢(整形外科との比較)
・鍼灸治療でも難しいときはメンタル疾患の存在を考慮
・隠れた神経症やうつに対し三焦鍼法と漢方治療で補填する


日時:9月24日(日)10:00~12:00
会場:日本公衆衛生協会ビル(公衛ビル)1階 会議室


上記神経疾患と鍼灸漢方治療について触れる内容です。
ご興味のある方はぜひご参加ください。


東西融合医療セミナー第7回開催の趣旨.pdf 平成29年度 東西融合セミナー申し込み用紙.pdf 東西融合医療同志会設立の趣旨.pdf
2017年8月7日

第10回認知症Gold-QPD育成講座と公開講座セミナーが10月21日、22日に決まりました。


2017年6月24日、25日

院長が会長を務める一般社団法人老人病研究会は、第9回認知症Gold-QPD育成講座の反転授業を開催しました。


1.ブロンズコース:東京都文京区向丘 日本医科大学同窓会橘桜会館にて

2.一般公開講座セミナー:韓景献理論と実技、中村真通、新田敏正諸氏による講演

ブロンズコースで河原保裕先生が捻転法の指導

ブロンズコースで韓景献先生が実技指導

一般公開講座セミナーの講演

第9回Gold-QPDブロンズコース日程表.pdf 第9回GOLD-QPDブロンズコース修了者と講師陣.pdf
2017年6月18日
東西融合医療セミナーを社団法人老人病研究会東京支部にて開催

症例報告についての討論
「腰痛」


明鏡止水庵(長谷川雄三).pdf 腰痛に対する漢方治療(鐘良辰).pdf 西洋医学の手法など(川並汪一).pdf
2017年5月15日
一般社団法人老人病研究会 年報第39号の発刊(URL:http://gochojunet.com
Gold-QPD鍼灸師県別マップ.pdf 県別Gold-QPD鍼灸師名.pdf
2017年3月22日
2016年3月26日 東西融合医療セミナーを開講します。どなたでも参加できます。
詳細はお電話ください。

3月26日の討論テーマ
「アルツハイマー型認知症2例の紹介」


○80歳台 画家 もの忘れとやる気の消失、高血圧

 http://tcm-kampo.com/medical_03.html
 認知症治療例のご紹介を参照してください。


○70歳台 主婦 もの忘れ、不安、言葉が出ない、母と姉が認知症

 レンドルミンを20年来服用、もの忘れのため精神科で精密検査
 「アルツハイマー病といわれた。」認知症への不安感がさらに増大。


上記2症例について認知症の医学的な分析、一般の認知症薬、三焦鍼法の効果、漢方薬の効能などについて話題提供があります。
自由討議の時間を設けます。同じような症例体験について話し合いましょう。楽しみにしております。


東西融合医療セミナー第1回ポスター.pdf 平成29年度 東西融合医療セミナーの日程.pdf 平成29年度 東西融合セミナー申し込み用紙.pdf
2016年12月12日
2016年12月20日 北京康語軒高齢者施設第一号の開所式(記念の認知症国際フォーラムで院長特別講演)
2016年12月12日
2016年12月18日 東西融合医療セミナーを開講します。どなたでも参加できます。詳細はお電話ください。(課題:老年症候群の漢方と鍼灸医学について)  東西融合医療セミナー12月ポスター.pdf 第4回セミナーの抄録要旨.pdf
2016年11月26日
2016年11月26日、27日 第8回認知症Gold-QPD育成講座を開講(一般社団法人老人病研究会ホームページhttp://gochojunet.comをご参照ください。)
2016年10月8日
認知症公開講座セミナーにて鍼灸師(米村耕治、川上泰弘、中村浩積、山内晶子)のため資格認定証の授与式を行う。詳細はhttp://gochojunet.com  写真 第8回育成講座受講生と資格認定授与者と講師陣.pdf
2016年9月1日
認知症公開講座セミナー(10月8日 日本医科大学同窓会館)基調講演のご案内 同日、同会場午後1時から筑波大学水上教授と天津中医薬大学韓景献教授が基調講演を行います。  認知症公開講座セミナーのご案内.pdf
2016年8月31日
第8回認知症Gold-QPD育成講座がmassive open online course〔Gold-QPDmooc〕の反転授業に発展  第8回Gold-QPD育成講座のご案内.pdf 第8回認知症 Gold-QPD育成講座に関する重要なお知らせ.pdf
2016年8月31日
2016年6月10日
第8回認知症Gold-QPD育成講座と認知症公開講座セミナー(ブロンズコース10月8、9日、シルバーコース11月26、27日)
2016年6月7日
第2回東西融合医療セミナー(6月26日開催)のお知らせ
2016年3月10日
第1回東西融合医療セミナー(3月27日開催)のお知らせ
2016年3月1日
東西融合医療セミナーの趣旨と日程
2016年2月15日
文科省委託事業「超高齢社会における認知症患者に寄り添う医療・介護連携型の中核的鍼灸専門人材の育成」報告発表とシンポジウム開催(DVD教材の公開と配布)