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当院はオンライン診療を実践中 新宿漢方クリニックの治療法 三焦鍼法の臨床実績

東西の総合診療を実践中(総合内科、漢方、鍼灸、難病の食事指導

年末は12月29日(水)まで, 年始は1月7日(金)より診療します。

東西の総合診療科

内科内科
心療内科心療内科
漢方内科漢方内科
慢性難病の食事指導慢性難病の食事指導
鍼灸鍼灸

最新のお知らせ

ウイルス除去・換気装置を設置しました。
さらに診察待合室や治療室も衣替えしました。

通路

受付
(アルコール消毒、体温計、パーテーション設置)

待合室

待合室
(エアドッグ設置)

診察室
(パーテーション設置)

施術室
(空気清浄器設置)


「令和3年は、新型コロナ肺炎、オリ・パラリンピック、菅首相退陣、岸田新総裁」でした。
コロナ・パンデミックの中で、当院も模様替えをして感染予防処置をとりました。

Covid-19肺炎は、デルタ株からオミクロン株に変異し、感染力は再び世界を恐怖に陥れつつあります。3度目のワクチンは高度なブースター効果がありそうでお薦めです。
それはそれとして年末、年始の人込みには十分気を付けたいものです。

当院には、若いメンタル疾患の患者さまとご高齢の多臓器愁訴の患者さまが多いので、いつも慎重な対応を心掛けております。みなさまも感染予防に気を配ってください。
再診の患者さまは無理をせずに、健康相談・診療コーナーをご利用ください。
初診でも可能な方には処方箋をお送りする手配を致しますので、どうぞご遠慮なく
新宿漢方クリニックをご利用ください。

(211221 院長)


新宿漢方クリニックは、

  • 患者さまの利便性を考慮し、在宅のままアドバイスや薬の処方箋をお届け致します。
  • トップバナー右端の「健康相談・診療コーナー」をクリックし必要事項を記入し送信して下さい。
  • また、全身症状を反映する舌診の写真を必ず添付してください。
  • 必要なら問診をやり取りします。健康保険証、送付先の住所などを送ってください。
  • 当クリニックはオンライン診療で、以下の処方や処置をすることが出来ます。
      1. 健康保険適用の場合は、
    • 処方箋を送付いたします。近くの調剤薬局でお薬を購入して下さい。
    • 初診料+処方料+郵送料は銀行口座振り込みとなります。
      2. 自費診療の場合は、
    • 漢方生薬煎じ薬をテイーパックに包装し宅配便にてお届けします。
    • 三焦鍼法施術や慢性難病のコンサルテーションは予約をお取り下さい。
    • 健康食品(冬虫夏草カプセル、エキス、牛黄など)を送付いたします。
      宅配便で代金引き換えか、銀行口座へ振り込みをお願いします。
    • お問合せ:外来受付 03-6273-2209


臨床医から見た三焦鍼法と漢方治療の特徴

院長 川並 汪一

表1は直近608名の患者さまを第I~第VII疾患群に分類し総数、年齢、性別を示しました。

表2 三焦鍼法施術と漢方の治療効果を比較しました。
効果を特に認めない(x);脇役としての効果(〇);共演者としての効果(〇〇);主役としての効果(〇〇〇)を示します。

第I群 神経障害(不安神経障害、パニック障害、適応障害、うつ病など)

神経障害の患者さまの98%に三焦鍼法の施術を全員に漢方処方を試みました。
メンタル疾患治療のまとめ(〇〇〇)
1)パニック障害、うつなど各種神経障害の患者さまに三焦鍼法施術をすると最初から「すっきりした」(20%)と、そして5回前後で改善が自覚される。
2) 鍼同様中医学的に明らかな感情と臓腑の関係理論が漢方処方にも応用される。
3)睡眠薬、向精神薬、抗精神病薬は覚醒剤と同じ依存性の副作用があります。

実は「精神科の専門医」もこの副作用には「大いに困惑」しています。
三焦鍼法と漢方による治療介入で依存性離脱と良質な治療効果が得られます。

第II群 女性診療科の月経前症候群(PMS)、月経困難症や更年期障害

若い方の月経直前のPMS(動悸、不安、イライラ)、更年期のホットフラッシュ、頭痛、疲労感は三焦鍼法(〇〇)と保険適用の漢方エキス(〇〇〇)が有用です。

第III群 がんの患者さまは多彩な負荷を負っている

放射線照射や抗がん剤の副作用;食欲不振、嘔吐、下痢、貧血、頭痛、シビレ、脱毛、疲労倦怠などの改善に心身両面をケアする東洋医学的治療(鍼と漢方)が有用です。

第IV群 医学の発展にも関わらず日常疾患に残る悩み

難治性アトピー、落葉状天疱瘡など皮膚科難病には生薬せんじ薬が有効です。
血液検査や内視鏡で異常の無い慢性下痢、倦怠感、不安感は三焦鍼法と生薬せんじ薬が有用です。

第V群 へバーデン、プシャール結節への対応

手指末節骨関節の変形疼痛の治療には三焦鍼法と生薬せんじ薬の役割が期待できます。

第VII群 パーキンソン病、アスペルガー症候群などの治療

アスペルガー症候群(アメリカ精神医学会診断MSD-5)など自閉症スペクトラム障害に三焦鍼法が効果的です。

第VI群 認知症予防・行動心理症状の改善そして健康長寿を目指す

健康長寿・認知症Gold-QPD実践セミナー(旧認知症Gold-QPD育成講座)

院長は、本邦初の資格認定証授与型の健康長寿と認知症対応型講座を運営中です。
(1)文科省戦略的基盤・社会連携研究事業「認知症街ぐるみ支援事業」(2007~2012)と文科省委託事業「若手人材育成事業」(2013~2015)の成果を活用しています。
(2)当育成講座の重要部分は全てオンライン講座に転換しました。
(3)三焦鍼法の刺鍼トレーニングは中医鍼灸の有名指導者により実践中です。
(4)専門学校学生・鍼灸師・臨床医は、年4回開催のいずれにも参加可能です。
(5)Gold-QPD資格認定後も生涯教育研修としてオンラインに随時参加できます。
      

その他詳細は http://gochojunet.com をご覧ください。


健康と食と美について

書類イメージKoki-K
難治性の慢性疾患の治療には次のURLを検索してください。
https://kawanami-shinkyu.com/
(訪問鍼灸治療-難治性疾患のコンサルティングやエリミナ・ダイエット実践中)

患者:14歳 女性(中学生)からの質問
以下の諸症状に悩まされます。どうしたらよいでしょうか?



主症状:
花粉症と下痢があり
年末年始頃から慢性偏頭痛に悩む。さらに身体中が痒く関節痛もある。整形外科で異常無し。医者から明らかな理由と治療法が示されない。どうしたら良いでしょうか?

日常生活での苦痛
クルミ、ナッツ類の食物アレルギーあり。疲れやすく、イライラで不安感ありストレスを感じやすい。
湿疹、吹き出ものがありかゆみに悩む。頭痛、頭重感、めまい、立ちくらみも感じる。
胸やけ、肩こり、関節痛、腹痛、冷え、筋肉のツレ、便秘と下痢が交互に来る。

舌診スキャン
舌




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~



Elimination DietのエキスパートKoki-Kからの返答:
*舌診スキャンで舌の先端が内側に入っています。これは心の不安定さのサインだと思います。そしてこれらの症状はストレス由来のようです。動悸や睡眠障害(悪夢)もあるかもしれない。気血両虚に痰湿の傾向があると思います。

*まず砂糖をやめるのが一番です。甘い物が食べたければフルーツ(デーツ、りんご、バナナ)からとって下さい。

*エリミネーションダイエットとしては、
1) グルテン(小麦、大麦、オーツ、ライ麦、スペルト小麦)、乳製品(牛乳、チーズ、クリーム、バター)、砂糖を口にしないこと。日本食には上記が入り過ぎており知らぬ間に食べてしまいます。出来るだけ家庭料理にしてください。買い物は原材料を確認してから買ってください。
2) グルテン、乳製品、砂糖を取らないようにして3週間頑張り醤油をたまりに変更する。徐々に、便の調子、皮膚のかゆみ、気分の波、頭痛が変化するので確認して下さい。
3) エリミネーションダイエットの数日から1週間くらいは、疲れやすく風邪症状がでる人がいます。その後なくなるのが通例ですが、風邪の症状がそれ以上続く場合は本当に風邪をひいているのでその対応をしてください。
4) 小麦粉の代替は植物由来のキャッサバ(Cassava)。iHerb社から輸入できます。米粉でもいいですが、穀物は体内で砂糖に変わるので米も玄米の方が白米より食物繊維が多くていいです。
5) 牛乳の代替は豆乳。砂糖、果糖、ブドウ糖液糖が入ってることが多い。大豆アレルギーの方は避けてください。アーモンドミルクが良いですが、ナッツアレルギーがあるとよくない。
6) 砂糖の代替はメープルシロップまたはハチミツ。これらも砂糖なので沢山口にしたら意味は無いですが、精製された砂糖よりずっといいです。
7) チーズは避けましょう。どうしても食べたいなら山羊か羊のチーズを探してください。
8) 料理に使うオイルは、エキストラバージンオリーブオイル、ココナッツオイル、ギーが良い。上記以外はだいたい腸の炎症を起こします。

まずは3週間続けることが大事でそのためには食事の計画が大事です。

漢方は飲んでいただいて大丈夫です。どうしても食物アレルギーの特定に集中したければ、漢方なしの方が良いと思います。漢方を飲んでいると、症状の変化が漢方からなのか食べ物からなのかわからなくなるからです。鍼灸治療はおすすめします。むしろエリミネーションダイエットと鍼灸は一緒にした方が良いと考えています。






第3回 食の良し悪しとリーキーガット(腸漏れ)症候群



前回エリミネーションダイエットの話をしました。食べ物アレルギーを見つけ出す方法です。私自身の、また臨床経験から消化器系「特に腸」の良し悪しに左右されると言うことができると考えています。ではどのようにして腸の調子を整えることができるのでしょうか?もしくは腸を修復することができるのでしょうか?

まずその前に、身体に合っていない物(食物アレルギー)を食べると私たちの腸で何が起きているのでしょうか?そのことを今回はお話ししようと思います。

結果から言うと、リーキーガット症候群(腸管壁浸漏症候群)が起こります。

腸は上皮細胞と言われる薄い層に守られています。この層の細胞と細胞のつなぎ目は普段しっかりと閉じて、有害物質が体内に侵入しないようになっています。しかし腸が慢性的に炎症を起こすと、この細胞と細胞のつなぎ目に隙間ができてしまいます。そしてウイルス、細菌などが腸から血中に漏れ出し、様々な症状を引き起こします。この腸の状態をリーキーガット症候群と言います。

腸の炎症が起こる原因には食事(食物アレルギー、炭水化物、砂糖、遺伝子組換え作物、食品添加物、乳製品等)、慢性的なストレス、毒素(薬、酒、抗生物質、農薬、水道水等)、腸内環境の乱れなどがあります。

以下がリーキーガット症候群の典型的な症状になります。
1、消化器系:ガス、膨満感、下痢、便秘、過敏性腸症候群等、
2、炎症性腸疾患:潰瘍性大腸炎、クローン病、
3、自己免疫疾患:関節リウマチ、橋本病、セリアック病、乾癬等、
4、皮膚疾患:ニキビ、湿疹等、
5、気分の激しい変動:鬱病、心配性、注意欠如・多動症/注意欠如・多動性障害、自閉症等、
6、食物アレルギー

があります。上記に当てはまる方はリーキーガット症候群の可能性があります。
早いうちから分かっていると、あらゆる病気や症状を予防することができます。

最新の研究では、慢性病の90%は腸内の微生物(細菌、酵母、ウイルス、寄生虫など)のバランスが乱れることが原因であると言っています。私は何年も病気やあらゆる症状の原因はどこにあるかということをテーマに勉強してきました。そして病気の原因を探っていくと、必ず行き着くところは腸になります。

しかし「腸をどのようにして治すのか」多くの方は聞いたことがないのではないでしょうか。その内容は意外とシンプルです。




第2回 新宿エリミナ・ダイエット



エリミネーションダイエットという言葉を聞いたことはありますか?
エリミエーション(Elimination)は排除する意味ですね。
アメリカでは患者さん、友達、学校の生徒とはこの話で持ちきりでした。「身体の調子が良くなった」、「気分が晴れやかになった」、「何を食べていいのかわからない」といろいろな感想も聞きました。私も何度も挑戦し慣れるまでは大変でした。しかし、一度身体の変化を感じ始めると、「やって良かった」となります。エリミネーションダイエットとは何か、その目的はどこにあるのでしょうか?

多くの方が慢性の消化器系不調(下痢、便秘、ガス等)や頭痛、疲労感、鬱、不安、激しい気分変動、物忘れ、睡眠障害、湿疹、ニキビ、関節痛、喘息、体重増加などの症状に悩まされています。これらの症状は普段口にしている食材が原因アレルギーであるかもしれない、その可能性まではわかっています。

症状と食べ物の関係は、普段食べている物を取り除いてみて初めてわかります。
エリミネーションダイエットでは症状の原因になっているかもしれない、いつも食べている食材をある一定期間取り除きます。そうすることで体調が良い方へ向かえば、不調の原因になっている食べ物を突き止めることができたのです。これがこの食事法の最大の目的です。

一般的に食べ物アレルギーの90%はグルテン、乳製品、大豆、精製された砂糖、ピーナッツ、とうもろこし、アルコール、卵のうちのどれかであると言われています。
したがってこれら全てを3週間食べないようにするのです。それを3週間続けるとほぼ必ず身体の症状の変化に気づくはずです。多くの人が「体重が減った。」「頭痛が完全になくなった。」「関節の痛みがなくなった。」「疲れにくくなった。」などの変化がはっきりと現れます。

その後それまで避けていた食べ物を一つずつ摂取し、身体がどのように感じるかを記録します。例えばパン(グルテン)を食べ1ー2日様子を見ます。もし3週間の間に戻ってきたら、パン(グルテン)があなたを悩ます原因となっていると、判明するわけです。

ここでは簡単にエリミネーションダイエットの紹介をしましたが、このダイエットを始める前にさまざまな準備が必要です。
上記の食材を避ける代わりに何を食べたらいいか。レシピはどうしたら良いか。外食はしても大丈夫か、など多くの疑問が出てくるのです。
このダイエットに挑戦する前に、一度専門家に相談することをお勧めします。このダイエットを通して身体の不調を見つけ出すには、始める前の段階でしっかりした計画が大事になります。
これを怠ると開始から1週間くらいで諦めてしまいます。私も過去に何度も挑戦しているという理由はここにあります。

しっかりと計画を立て、不調の原因を見つけ出してからは、その食材をできるだけ避けることをお勧めします。どうしても食べなくてはいけない時は、消化酵素サプリメントなどを服用すると良いです。

「避けるべき食材を突き止めたが、これを一生食べないようにするの?」「卵なしの生活など考えられない。」など多くの質問、不満を過去に受けました。食べ物アレルギーを改善する方法はあるのでしょうか?次回はこのことについてお話ししようと考えています。

川並 弘樹 https://mihkokikawanami.wixsite.com/mysite

(Koki-Kは平成30年10月14日ビジョンセンター東京において開催された、第1回国際美容鍼灸学会にパネリストとして登場し、アメリカにおける食と鍼灸について話題提供し、今後の美容鍼灸について提言しました。)




クリニックからのご案内


食のスペシャルアドバイサー・Koki-K(日米鍼灸師免許保持)が新たに参画します。
短かい文のユニークなコメントを連載する予定です。Koki-Kはさらに
食の総合コンサルテーションと鍼灸治療の往診サービスを実施いたします。ご要望の方は
遠隔診療の予備質問に回答し送付願います。(詳細は事務にお問い合わせください。)

食と健康について

私たちの健康と食事は切っても切れない関係です。私がこの言葉を意識するようになったのは、アメリカへ行ってからです。それまでは何でも好きなものを好きな時に食べるといった感じでした。ひどい時はチョコレートしか食べなかったり、一日中ケーキを食べたり、夜中に揚げ物を大量に食べ、その後すぐ就寝するというような生活をしていました。食生活が乱れている頃の私は、体重は増え、常に偏頭痛、腕のしびれ、腰痛、便秘、下痢、ガスがたまる、疲労感、鼻や口からの出血、皮膚のかゆみ、フケ、高血圧など様々な症状がありました。このような症状が続き、なかなか良くならないことに不安を感じ、イライラする毎日でした。

新しい文化や考え方

違う世界に触れてみたいと思い、アメリカへ勉強しに行きました。日本にいた頃ほどではありませんが、そこでも上記のような症状が続いていました。勉強をしながらもいろいろな治療を試しました。鍼灸や漢方治療はとても効果的でした。リラックスできるし、症状も軽減することが感じられました。しかし全ての症状がまた戻ってきてしまうのです。このままでは長い期間週に2回以上の治療を続けないとダメだなと感じました。時間的にも経済的にも余裕がなかった私には難しいと感じてしまいました。

勉強と臨床と教育

アメリカはAcupuncture & Integrative Medicine College, Berkeley(AIMC)という鍼灸専門職大学院で勉強しました。中医学を中心とした東洋医学を学ぶのですが、大変興味深かったのが、生徒は皆食事(食養生)にとても詳しいということでした。普段の会話の中で食事の話、また栄養に関する話をよくしていました。大学院を卒業後は開業し患者さんを診ながら、AIMCとUC Berkeley(カリフォルニア大学バークレイ校)で講師として鍼灸技術、日本鍼灸の紹介、経穴コンビネーション、オブザベーション、クリニックでのインターン指導などを6年間受け持っていました。その間生徒や患者さんから食事、栄養、サプリメントなどの質問を毎日のように聞かれました。それまで食事で身体の調子が変わるとは考えていなかったのですが、さすがに勉強せざるをえなくなりました。

Elimination Diet

 

勉強を始めてからは、とても楽しくなっていき、自分も食生活を変えてみようと考えるようになりました。最初に挑戦したのはElimination Dietという食物アレルギーを見つけ出す食事法を試してみました。すべての糖質、乳製品、グルテン、穀物を食べない生活が始まりました。詳しくはまた別の回で書きますが、この食事法を通し、私のあらゆる症状が改善しました。そして今までなかなか良くならなかった症状の根本原因を見つけ出すことができました。それからは長年苦しんでいた頭痛をはじめあらゆる症状が怖くなくなりました。その後腸内環境の修復作業をしたことで、根本原因となる食物に対し身体がかなり強くなったと実感しています。私自身の体験を通し、医食同源の意味を実感することができました。

私の鍼治療の方針(医食同源に基づく)

私の専門である鍼灸治療とアメリカで学んだ食事療法を組み合わせることで、治療効果が格段に上がることに気づきました。慢性病や病院での検査で何の異常もないが常に調子の悪い方など、食事を変えるだけで症状が好転することがよくあります。またあらゆる病気の予防になると私は考えています。少しでも多くの方に医食同源を実感して欲しいと願っています。

平成30年9月18日  川並 弘樹

中医学の四季養生

冷え症と関連病態の漢方治療


2月の始めは一年中一番寒い冬本番。
気温も低く、時には雪が降る。冷え性の人にとても辛い時期です。
手足は冷たく時には頭痛を感じ、関節の痛みやムクミ、下痢と便秘の繰り返しで夜眠れない人も多くなります。女性には生理痛や生理不順、PMS症候群も多発しています。
これらの不定愁訴を治すには冷えを取り去ることが一番手っ取り早く効率的です。
漢方薬は体を温める処方を選びます。例えば
冷えと腰痛には八味地黄丸、浮腫み頻尿ある場合は牛車腎気丸、
冷えと生理痛、生理不順、PMSの場合は当帰芍薬散、温経湯、
さらに手足が冷たく下腹部痛の場合は当帰四逆加呉茱萸生姜湯、
手足の冷えと頭痛の場合は呉茱萸湯、
冷えと関節痛みのある場合は桂枝加朮附湯、疎経活血湯、
冷えと不眠の場合は加味帰脾湯、酸棗仁湯、
冷えと下痢の場合は補中益気湯、
冷えと便秘の場合は潤腸湯を選びます。
頑固な冷え性を体質改善するためには一番お勧めは漢方生薬で組み合わせた煎じ薬です、附子、桂枝、葛根、生姜、大棗、龍眼肉、当帰、川芎、熟地黄、赤芍薬、桃仁、紅花などを選び、体質によって使う種類と量を加減します。即効性があるので、冷えを取ると同時に体調が良くなることが期待できます。冬の冷えを越えてこそ快適な生活となります。

(180131)


冷えと花粉症


毎年、春先にスギ花粉のせいで花粉症が悩む人が多い。
つらいくしゃみや鼻水そして目の痒みなど症状は風邪と似ている。
中医学では風寒風邪と言い、身体が冷え寒さ(寒邪)が襲ってくる病状と考える。
西洋医学ではアレルギー性鼻炎アレルギー性結膜炎と診断され抗アレルギー薬を処方する。確かに一時症状を和らげるものの、根治せず、薬の副作用でボーとして眠くなる。
漢方薬としてはよく小青龍湯を使う。市販のものもあるし、ツムラなど処方箋も出す。この薬は即効性がある。しかし、もっと体質改善をするためには漢方煎じ薬もある。体を温め冷え性を改善できるよう体質に合った生薬を選ぶことができる。それにより花粉症の改善とともに体調が良くなる。そのため冷えや不眠や生理痛や胃腸障害などの不調も同時に治るという特徴がある。しっかり相談してオーダーメード漢方薬を用意することができる。 花粉症に注目し、アレルギー症状を改善するような簡易版煎じ薬をご用意しました。値段的にかなり抑えることが出来たのが特徴である。今もご好評を頂いております。

(180131)


季節の変り目に体調を整える


秋が終わりもうすぐ冬。
日により寒暖差が大きく体のリズムも崩しやすい。血管の拡張や収縮により血圧も変動し、夜ぐっすり寝むれなく自律神経のバランスもうまく取れない時です。冷えにより女性はPMSや生理痛などの症状も出ます。不眠や血圧上昇で肩こりや頭痛などの症状が頻発します。

このような時こそ養生一番。
まず温かいものを積極的に食べること、生姜湯やお粥などが好例です。冷え性の方は薄着しないよう気をつけましょう。夜はできる限りお茶やお酒を控えてください。血圧が高い方は青野菜が良く、好き嫌いがありますがセロリが一番良いと言われています。ぐっすり寝るためには足湯が良いでしょう。体調がすぐれない時は無理な運動を控え、ゆっくり休むことで回復の助けとなります。

身体の不調を何とか早く治すには漢方薬。
天然成分なので、身体のエネルギーを補充し、自律神経のバランスを整えます。当帰芍薬散、牛車腎気丸、加味帰脾湯などいろいろな処方があります。個人の具体的な体質と症状に合わせて調合するオーダーメードの煎じ薬は、即効性もある漢方薬です。是非ご相談してください。

(181120)


秋の養生、厳冬を克服


秋という季節は、不安定が特徴です。
夏の残暑が残り、台風がしばしば襲ってくる。雨とともに気温が次第に下がってきます。
朝晩はひんやりし、洋服の気合わせも難しくなり、風邪を引く人が増えてきます。

秋には、五臓六腑の肺と大腸がバランスを崩し易く、特に養生する必要がでてきます。
秋の乾燥で燥邪が肺と大腸を傷つけ、潤いが乏しくなることが原因です。
さて、秋と云えば果物、果物と言えば梨、ブドウ、リンゴです。これらの果物は甘くかつ酸っぱいのが特徴です。中医学で甘味と酸味は陰に相当しますから、梨は肺陰を補い風邪の予防と咳止めに役立つといわれます。ブドウは腎、リンゴは肝や皮膚病に、目の疲れや乾燥も改善できしかも腸の消化促進にも効果があります。

野菜はカボチャとニンジンがお勧めです。カボチャは脾と腎に良く温野菜として体を冷やさない効果があります。ビタミン類(ビタミンA、C、E)が多くカレー、肉じゃが、サラダなど様々な料理に登場する万能野菜といえます。ニンジンはビタミンA、カリウム、食物繊維たくさん含まれ、免疫力を高め、風邪を予防してくれる優れた健康野菜です。
生姜にはジンゲロールが豊富に含まれ血管を拡張させ血の巡りをよくするためカラダの熱を手足の末端まで行き渡らせる効能があります。冷え症の改善や、血行不良からくる肩こりや頭痛の改善、血液循環からくるむくみの改善に効きます。又、殺菌作用もあり、魚の生臭さを抑え、食中毒の予防も期待できます。
ネギはビタミン(A、C)、カルシウム、βカロチンなどを含みます。緑色の葉ねぎの方は、白ネギと比べ太陽にあたって育つ分、栄養豊富です。また、タマネギには「においの素アリシン」が含まれています。アリシンはビタミンB1の吸収を助けてくれ口内炎の予防も期待できます。
イモ類(サツマイモ、ヤマイモ、サトイモ)は繊維が豊富でデンプンに富み、エネルギー源としても適しています。また、ビタミンCを多く含み、イモ類のビタミンCは過熱しても壊れにくい特長があります。

魚では、サンマが旬で脂が乗っておりDHA、エイコサペンタエン酸(EPA)が豊富で味も美味しい。サケの主な栄養成分のタンパク質は消化吸収がよく、美肌効果の高いアスタキチンサンや、現代人の必須脂肪酸を豊富に含んでいます。抗酸化作用により疲れも取れやすくなります。

海藻類を積極的に取りましょう。なぜなら海藻はカルシウム、リン、亜鉛、ヨードなどのミネラルがたっぷり含まれています。さらに、ビタミン類やタンパク質もバランスよく含まれ、低カロリーでありながら、不足しがちな鉄分やカルシウムに富みまさに「栄養の宝庫」です。海藻に含まれる“フコイダン”と呼ばれる成分は、ナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させる働きがあります。さらにEPAも含まれ、血中コレステロールを減らし血栓を予防します。EPAはサバやイワシの肝油に含まれる物質として知られていますが、その魚たちはEPAを餌としている海藻から取り入れています。
ここでちょっと、薬膳粥を紹介しましょう。山芋、ヨクイニン粥、乾燥山芋30g、ハト麦30g、棗10個、蓮の実15g、粟100g、氷砂糖少量を用意し、ハト麦、蓮の実、粟を一時間ほど水につけておく、水を加え煮込むとお粥になります。
山芋は健脾薬、食欲増進、胃腸に優しく。蓮の実、ハト麦は健脾と利湿つまり体の浮腫みを取り除きます。ナツメ(棗)は補血、健脾作用があり栄養も豊富です。
さらに安神作用もあるので、不眠不安に効果があります。ビタミンCもたっぷりあり血流を改善し、冷え性にも効果があります。又、抗酸化作用で美容効果も期待できます。胃腸に優しいので女性、高齢者や子供にもお勧めです。

(181024)


秋の養生


今年の夏は猛烈な暑さがただならず長く、史上最高の記録を示しました。体温を超えることもしばしばで熱射病、熱中症で倒れた方や亡くなった方には本当にお気の毒でした。

9月に入り秋に突入しましたが、今度は例の台風の連鎖で辟易です。夏の暑さでバテバテ困憊こんぱい、気圧の変動も頻繁に起こり体調を崩しかねません。
眠れない、夢が多い、朝起きられない、やる気が出ない、イライラし食欲もない。そんなときには、思わず悲しく憂うつ気分も押し寄せ、典型的な自律神経の失調状態に陥ります。

秋の気持ちは漢字で愁です。これは寂しい、悲しい気分ですね。一方、収穫の時期でもあり、季節は正に目覚ましく移ろい変わってゆきます。それにより五臓六腑の陰と陽のバランスを崩しやすくなります。健康を維持するためにも、この陰と陽のバランスについて少し覗いて見てみませんか。

陰が虚(不足)する「陰虚の場合」は、乾燥した症状が表に来ます。
たとえば口渇、イライラ、ストレスで口内炎まで出ますし、ノイローゼ傾向も現れます。
陰虚の治療は「補陰(滋陰)」となります。くだものの梨、桃、ブドウを食べると通常は十分に陰を補充できます。症状が酷い場合は、「滋陰降火湯」などの漢方薬を使います。生薬の種類としては、麦門冬ばくもんどう沙参しゃじん百合ゆり地黄ぢおう知母ちもなどが良く使われます。

「陽虚の場合」は寒さに弱く、体の冷えが表に出ます。
手足の冷え、お腹の冷え、そして頻尿や下痢などの症状です。「補陽の食事」には山芋、サツマイモ、南瓜かぼちゃ人参にんじんなどがあり、これらの温野菜を食べることです。治療には附子ぶし桂枝けいし生姜しょうきょう、などの生薬を用います。十全大補湯や牛車腎気丸ごしゃじんきがんも良く使われ効果を発揮します。

中医学には、陰陽気血のバランスを調節するもう一つの方法があります。
それは鍼灸施術です。これは外部からの刺激として、特別の効果を発揮します。とくに院長がGold-QPDで主張する「三焦鍼法」(Sanjiao Acupuncture)は、愁いを緩和し前向き志向の元気を取り戻してくれます。さらに足三里、血海、気海を活性化することで消化機能を助けるため、健康長寿の元とも云えます。是非とも一度体験なさって下さい。

(180918)


中医学の四季養生概論


猛暑日が続くと暑邪(気温が高い)と湿邪(湿度も高い)が肺と脾を傷つけ倦怠、不眠、のど痛、腹痛、下痢などの症状が現れます。この時期はエアコンを上手に使い適切な食べ物と水分、旬の果物と野菜を食べ睡眠を確保しましょう。

さて、中医学の五臓には「肝、心、脾、肺、腎」があり「胆、小腸、胃、大腸、膀胱、子宮」は六腑に属します。
これらの臓腑は解剖学の臓器ではないことに注意を要します。西洋医学の臓器機能を超えた理論的概念です。
心は血液循環系と精神系に、肝は消化系と精神系とくにストレス機能に関与します。脾は造血と消化と栄養運搬を担い、肺は呼吸と皮膚系の生理機能を制御します。
大腸、小腸は消化吸収排泄を調節し、腎は生殖系に限らず骨、毛髪、耳、脳の機能にも波及します。

食養生の概念は古代中国の「黄帝内経」の「五穀為養、五蓄為益、五果為助、五菜為飢」に始まります。穀物、肉類、果物はそれぞれ体に“養、益、助”を為し、野菜は小腹を満たす役割があると考えたようです。

食べ物には“色香味”がありそれぞれは五臓六腑に対して特別の働きがあります。それを利用して臓腑のバランスを修正することを薬膳といいます。
良く使う材料に、クコの実、蓮の実、黒豆、大豆、小豆、粟、きび、木クラゲ、杏仁、胡桃くるみ、生姜、ネギがあります。
例えば菊花とクコの実をブレンドしたお茶は眼の健康に宜しい。蓮の実やなつめともち米で作った薬膳粥は胃腸に優しく睡眠にも良いことで知られています。

食べ物の“五味”である酸味は肝に、苦味は心に、甘味は脾に、辛味は肺に、塩辛味は腎に働くといわれる。
“五色”である青は肝に、赤は心に、白は肺に、黄は脾に黒は腎に入るという。胡麻や黒豆は腎に良く粟、黍、玄米は脾に効果的といわれる。
“陽性食品”とは体を温めるネギ、生姜、ニンニク、唐辛子、人参、南瓜、羊肉を云い、
“陰性食品”とは水、ビール、胡瓜、レタス、茄子、蟹、刺身など体を冷やす食材です。

四季養生の「春は肝を養う」の青野菜や香りある食べ物はストレスを緩和し、
「夏は脾を養う」ためには苦瓜、茄子、胡瓜など野菜が良く胃腸に負担をかけない。
「秋は肺を養う」ため乾燥を防ぐ果物(梨,ブドウ)を食べるとよい。
「冬は腎を養う」といわれ、ゴマ、キノコ類、肉類(羊、鹿肉)鍋物を食べると防寒に役立つといった意味です。

結局理想的な生活習慣は野菜、果物、穀類、キノコ類、肉類、魚貝類など栄養のあるものを摂取し好き嫌いをなくし、冷たい食べ物で六腑の陽気を失わないことです。
十分な運動と睡眠をとり平常心を保ちくよくよしないことで健康長寿に繋がるというわけです。

(180809)


猛暑を乗り切る


梅雨が終わり連日猛暑日、熱帯夜、台風の集中暴雨と大変。
さらにワールドカップで毎日寝不足、疲れで元気が出ない。ジメジメとムシムシの湿気もあり夏は過酷そのもの。
“カラダがだるい”、“ヤル気が出ない”、“食欲がない”、“風邪でのどが痛い”など、元気な皆さんも苦労することになるでしょう。
気温の上昇で冷たい飲みもの、食べもの(冷麺、アイスコーヒー、カキ氷、冷たいビール、冷奴)が多くなり、一日中冷房の中で生活します。
その結果として起こる冷房病、胃腸病、不眠症、夏バテを予防するにはまず生活習慣の見直しです。
食べもので体を冷やさないため敢えて温かいスープや常温のお茶を飲むこと、空調は高めに設定することです。
それでも体調が戻らなければ一度ご来院ください。

体質改善の漢方治療と食事療法のご相談は新宿漢方クリニックが受け付けます。
保険適用の漢方エキス剤としてはツムラ136清暑益気湯、137加味帰脾湯、41補中益気湯、98黄耆建中湯、11柴胡桂枝乾姜湯などです。
症状が酷くて改善しにくい場合はオーダーメードの漢方煎じ薬(生薬)で治療に当たります。
特に効果的漢方生薬は、藿香、夏枯草、延命草、薄荷、神曲、縮砂、紫花地丁、板蘭根、白花蛇舌草、半枝蓮、蓮肉、百合、黄精、クコの実、菊花、金銀花、紫苑、桑白皮、連翹などから選んで配合します。体質に会えば特効性が期待できます。

(180711)


夏バテの裏舞台とは


梅雨で湿度が高くジメジメ。体がだるく食欲喪失。 眩暈めまいなどを感じる人も多くなる時です。
運化(消化吸収と排泄)を司る脾胃は体内の湿(余分な水分や汚れ)で消化不良を導く。
暑さで冷たいものを摂り過ぎ脾胃を傷つけると、白や黄色の舌膩苔ぜつじたいが舌の中央領域に集中。お通じは下痢か軟便となり、肌荒れ、蕁麻疹や湿疹も見られます。風邪は治りにくくなる。

生活習慣の冷えたビールや飲み物を控え、冷房温度を緩やかに、脂っぽいもの、辛いもの、甘いものを控えましょう。

薬膳により積極的に脾胃を元気にする。
クコの実、山芋、ヨクイニン、暖かいお茶が良い。
胃腸、皮膚、メンタル症状があれば、清署益気湯、温清飲、六君子湯、補中益気湯が良い。

体のアンバランスを整える最善の方法はオーダメートの漢方煎じ薬。
生薬例えば、人参、黄耆、蒼朮、藿香、神麹、薄荷、蓮肉、茯苓、竜胆草が特効性を示す。

それから鍼で腎と脾胃の経絡ツボを刺激すると早く効果が発揮。
三陰交、足三里、氣海、血海、天枢、中脘などのツボがベストで、とくに脾胃の中焦刺激(気海)と下焦の足三里は夏バテ用にすばらしく有効で、その代表が実は三焦鍼法です。

(180626)


この暑さが冷え症を招く


いよいよ夏本番。
電車、オフィス、スーパー、デパートは冷房が効き過ぎ、お冷、ビール、アイスクリームと飲食物も全て極冷えのサービスです。
一方、太陽と外の熱気はまるで耐え難い修行です。
そこに梅雨空が加わって御覧なさい。一挙に体に異変が来ます。

疲労、倦怠、頭痛、鼻水の風邪症状。
食欲不振、下痢の消化器症状、そしてイライラ、肩こり、不眠の連鎖反応となります。

健康は陽気の産物。
体温・血流をサポートする陽気、この陽気が強い冷房と冷えた飲食物で奪い取られます。
陽気不足(陽虚)こそ上記の不定愁訴や自律神経失調症の原因なのです。

陽虚の予防改善(補陽)は、緩めの冷房と冷食材の節制。
さらに温かい食材(ネギ、生姜、暖かいお茶)を摂り、運動・入浴でその効果を高めます。

この生活改善で治らない頑固な冷え症には漢方・鍼灸の出番。
1)補陽(腎、脾を温める)の生薬には:修治附子、桂枝、当帰、生姜、
2)胃腸の不調には:補中益気湯、
3)食欲不振、吐き気には:半夏瀉心湯、二陳湯、藿香正気散、
4)肩こり、頭痛には:桂枝茯苓丸加ヨクイニン湯、
5)生理痛、腰痛には:当帰芍薬散、牛車腎気丸がお奨めです。
6)頑固な自律神経失調には:三焦鍼法(外関、血海、足三里、気海、中脘、膻中)。
7)灸のツボには:足三里、三陰交、血海、気海、関元、天枢などを選びます。

夏の冷え症は理由が明白。
原因排除を前提に漢方・鍼灸の治療は、理論的にも実際上も適切な対処法です。

(180522)


男にも更年期障害があります


更年期障害と言えば生理がなくなるころの女性。実は40歳後半から50代男性にもある。
イライラ・のぼせ・汗かき・だるい・トイレが近く尿漏れが不安で不眠となる。そのため昼は集中力に乏しく頭痛・めまい・食欲不振・便秘・下痢を繰り返す。検査では異常なし。自律神経失調症と云われ睡眠薬、安定剤、総合ビタミン剤など服用しても改善しない。 生命エネルギーの源である「精」を貯える「腎」ですが、女性の腎は35歳、男性は40歳で頂点、女性は49歳で男性は56歳で更年期となります。
そのとき泌尿生殖器、ホルモン、カルシウム代謝、免疫機能が低下し貯えた腎精が減少し体力・性機能が衰え脱毛、排尿トラブルといった症状が増大します。
口渇、不眠、物忘れ、集中力低下、不安、怒りやすい、動悸、発汗、息切れ、頻尿などは肝腎両虚、肝心火旺に相当します(五臓弁証)。治療は滋補肝腎、(補腎の六味地黄丸)、疎肝解うつ(疎肝の柴胡加竜骨牡蛎湯)さらに自律神経安定の加味帰脾湯、抑肝散加陳皮半夏などが最適です。

当クリニックの症例:50代男性
尿の出が悪く残尿感、足の冷え、こむら返りで、反対に上半身が熱く汗をかき易い。腰痛、不安感、疲労感、イライラがあり口内炎も出現する。
この治療は鍼(三焦鍼法)とツムラ漢方エキス(牛車腎気丸)で開始。1ヶ月後に冷え症が少なくなり集中力と体力が回復し口内炎がかなり消失した。しかし排尿、尿漏れが治らないので補腎理気疎肝(腎を補いストレス発散)のために26種類の生薬(重さ約70g)を処方した。その結果、症状は全体的に改善し現在に至る。
新漢煎2号(約40g)=抗加齢・抗認知症の凝縮生薬も好評提供中です。

(180501)


慢性難治性湿疹の漢方治療


30歳代 女性 
主訴:過去3年来、顔に難治性湿疹が繰り返し発症。血液検査で異常なし。
美容外科で塗布薬(ニゾラール、ロゼックス)やサプリ、ビタミン剤を使用したが全く効果なし。
初診:写真のように口と鼻周囲、頬に赤いニキビ様吹き出物。かなりかゆく浮腫みも酷い。
舌診スキャン:むくみがひどい。
煎じ薬と漢方塗り薬(ステロイドを含まない)を使用した結果、軽快した。
口の周りの湿疹は代謝に関わる脾が弱いため代謝機能が遅れアルコールが肝胆に負担をかけ、ストレスが口内炎と湿疹発生に関与し、炎症のためかゆみと赤みが出現した。治療は生薬26種類(76g/日)の煎じ薬と漢方の塗薬を応用した。清熱解毒、健脾阹湿で脾を活性化し代謝を促し、老廃物の解毒により皮膚炎を消失させた。2週間後の再診時には湿疹の8割とかゆみが消失。体質改善のため引き続き煎じ薬を2週間継続し体調も改善した。体質改善のため少しずつ減薬し現在も服用中で経過を観察している。

(180501)


春の悩みは心(しん)と肝(かん)(イライラ・不安・不眠・うつ)
その解決には漢方と鍼灸が第一選択です


春三月、厳しい冬から解放され植物が芽を吹き、花を咲かせる。冬眠から目覚めた動物は元気で野生の表情を現わします。わたしたちは如何でしょうか? 大きな寒暖の差と激しい風もあり、うつ、不眠、イライラから自律神経失調症がでてきて痴漢や自殺そして殺人、人身事故など異常なニュースでにぎわいます。

春のメンタル異常は中医学で
樹木の枝と葉は強い風に煽られ揺れ、人間も感情的に煽られ不安定になります。心の落ち着きを失うのが特徴で、中国にはこれらに対し古代から興味深い表現があります。 桃花痴(色きちがいの痴漢)、瘋病(統合失調症)、癲癇(気持ちが落ち着かず失神発作)、梅核気(喉になにか詰まった違和感)、奔豚病(腹部の動悸が上下に動く)、鬱症(落ち込み)などは春に発症するいわゆる4月病や5月病に相当します。 これらの症状を理解するのが難しいため、医師は精神安定剤を基本とした治療をします。しかしなかなか理想的な効果が得られず重症化すると治療はお手上げ状態となります。

中医学の症状分析(弁証)で治療(論治)が決まる
症状 弁証 論治(主生薬)
心肝血虚

ストレスで不眠

養心(動悸を抑える)
疎肝理気(気のめぐり改善、精神安定)

牛黄、冬虫夏草

肝脾不和

食欲不振、胃痛、吐き気

調和肝脾(胃腸機能の回復)

陳皮、半夏

肝陽上亢

イライラ、怒りっぽい

重鎮安神(気持ちの落ち着きで不眠解消)

竜骨、牡蠣

肝風内動

めまい、ふらふら、頭痛など重症状態

潤燥阹風(五臓六腑を潤し精神安定化)

防風、天麻

  1. 症状分析(弁証)

    春に多くなる症状は中医学で以下の様に分析(弁証)されます。
    ストレスで不眠の状態(心肝血虚)<しんかんけっきょ>
    食欲不振、胃痛、吐き気(肝脾不和)<かんぴふわ>
    怒りっぽい(肝陽上亢)<かんようじょうこう>
    めまい、ふらふら、頭痛など重症状態(肝風内動)<かんふうないどう>

  2. 治療法(論治)

    それぞれ、疎肝理気(気のめぐりを改善し精神を安定させる)、養心(動悸を抑える)、調和肝脾(胃腸機能の回復を図る)、重鎮安神(気持ちの落ち着きで不眠を解消する)、潤燥阹風(五臓六腑を潤し精神の安定化を図る)という名目で、処方に軽重をつけた治療となります。

  3. ベストの弁証論治は生薬

    生薬の種類は防風(砂漠の木)、柴胡、小麦、大棗、竜骨、牡蛎、酸棗仁、龍眼肉、木香、陳皮、半夏、牛黄、冬虫夏草などがあります(生薬についてはこちら)。患者さんの体質と虚証の程度に合わせ重量に軽重を付けたオーダーメード煎じ薬となります。とくに症状が重い方には最も効果がでますが副作用の心配はほとんどありません。体質改善の目安は2、3ヶ月となります。悩みを抱えた多くの方たちが治り、感謝されています。

  4. 基本養生刺鍼として三焦鍼法

    三焦鍼法は当初認知症に特化して発展させました。経験を積むと、その効果は全身の体質改善やメンタル健全化に役立つことを確認しました(6月のセミナー講演)。本来の益気調血・扶本培元の体質改善に加え、たとえばであれば迎香、太陽など関連ツボを応用することになります。漢方と鍼の相乗効果は聞きしに勝るものがあるので、是非ともメンタル不安を改善してください。 

(180326)


花粉の季節到来には新漢煎1号を!


花粉症とは
花粉が原因抗原となって起こるアレルギー疾患です。

西洋医学での花粉症対策
点眼薬や点鼻薬などの対症療法では、体質改善等の根本的効果は期待できません。
それらの薬の副作用で頭がボーとし、眠くなったりします。

漢方治療の説明(弁証)
漢方治療における、花粉症の弁証(説明)は「外感風寒、内停寒飲」とされます。
花粉症の症状は、臓腑(五臓六腑)の肺に関する七竅(7つの孔;鼻、耳、目、口)に症状が現れます。

新漢煎1号のご提供
花粉症やアレルギー治療薬として、宿方クリニックじ薬、新漢煎1号を特別処方と破格の経費でご提供いたします(400円/日)。
ツムラ19番小青竜湯で効果のない方にお勧めです。

これらの漢方薬には即効性があり一ヶ月の治療で体質改善し花粉症の症状を抑えます。
しかも、漢方薬には副作用がほとんどありません。
体質改善されれば、来年の花粉症発症も抑えられますので、花粉症の症状を抑えるのではなく、花粉症を根本的に治したいのであれば、漢方がお勧めです。

(180223)

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